当院では長年、もの忘れ外来に従事していた院長による個別の外来診療も行っております。当院で問診、神経心理学的スクリーニング検査を行い必要に応じて近隣の医療機関で画像検査、神経心理学的検査を行い総合的な結果を説明させていただきます。またもの忘れの原因が必ずしも認知症とは限りません。うつ病による集中力の低下や疲労による一時的なものの可能性もあります。放置しないで少しでも心配ならご相談ください。
認知症といえばもの忘れ(中核症状)だけをイメージされるかもしれませんが介護者が最も困るのは周辺症状(心理・行動障害)です。
なんらかの認知症と診断されている患者さん・介護者であるご家族が周辺症状(幻覚・妄想・不眠・抑うつなど)にお困りの方はご相談ください。薬物療法(対症療法)だけでなく介護者の接し方などの助言・治療の提案をさせていただきます。
BPSDとはBehavioral(行動の)and
Psychological(心理上の)
Symptpms(症状)of
Dementia(認知症)
の頭文字をとった略称です。
リエゾンは聞きなれない言葉かもしれません。わざと難しい言葉を使用しているわけではありません。
リエゾンとはフランス語です。フランス料理においてはスープのとろみ、つなぎという意味があります。精神科医療においては身体疾患をもつ患者さんの精神疾患、精神症状、精 神面の問題の評価を行い、助言や治療を行う
分野のことを指します。
人は健康な間はこころとからだのバランスを意識しません。しかし、ストレスも限界をこえるとこころが悲鳴をあげ身体のバランスを崩したりします。その逆も然りです。全くストレスのない生活はありえませんがこころとからだの調和が崩れ始めたら悪循環に陥るのでご相談ください。
サイコオンコロジーというと聞きなれない言葉かもしれません。日本語にすると精神腫瘍ですが日本語にしてもわかりにくいですね。
がん患者さんとそのご家族は告知された時にとてつもない衝撃を受けられます。また治療に伴い様々な苦痛とそれに伴う精神症状(不安・抑うつ・せん妄など)を生じることもあります。そのような精神症状に対して薬物療法や生活に対する助言を行います。必要に応じて近隣の緩和ケア外来などにも紹介させていただきます。